作曲:木下牧子 作詞:岸田衿子
竹とんぼに
なるべく 高く
なるべく 遠くって
いいきかせたけれど
もし ほんとに
行ってしまったら どうしよう
とんぼより 飛行機よりも
空がすきになったら どうしよう
地平線をこえて
まひるの星に あいに行ったら
こっそり もどってきて
なるべく 高く
なるべく 遠く
でも ここをわすれないで
いままで、声楽の先生方に簡単な解説コメントを頂いていたのですが、今回は教室オーナーが書かせていただきます。ちょっといつもと違い作編曲家の視点から。
まず、曲も詩も本当に素晴らしいですね!特に詩の方は個々人で本当にいろいろな解釈ができるようになっていて、私は”こっそりもどってきて”、というところがなんとも素敵な表現だなと思いました。
曲は冒頭のアルペジオで高く飛んでいくさまを表現していますが、サブドミナントのテンションコードが第1転回形( BbM7(9)/D )で使われており、奥行きを生み出しています。右手のアルペジオと相まって大変印象的なイントロですね。ここは本番でピアノがミスするとちょっと格好悪いかも・・・。4小節目や27小節目も普通のドミナントVを使わず、サブドミナントonVの状態を作っているのでおしゃれに聞こえます。こういう和音は現代のポップスでは非常によく使われますので響きを覚えておくといいかもしれません。
歌のコツとしては私は歌手ではないのですが、17小節目あたりの三連符の頭の休符や、それ以降、順次進行の駆け上がりメロディーは前の小節からのピアノとしっかり合っていないと格好悪いですね。ここの順次進行は簡単そうに見えますが、雑にならないように音程を取ってほしいと思います。盛り上がってくるフォルテ”まひるの~”からは、いわゆる泣かせる和音(平行調のドミナント)A7aug(sus4) – A7 – Dmという流れを意識してクレッシェンドを効かせましょう。先生方の表現をぜひ参考にしてみてください。あとは、二人で歌うときはユニゾンとハモリ、合いの手などリズムをしっかり合わせてください。
音楽教室シンフォニア 石黒秀






